«親子でインフルエンザ予防接種 | main | IPAS術前»

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

IPASへの経緯

時々こちらのブログに『IPAS(アイパス)』を検索されてお越しくださる方がいらっしゃいます。
カテゴリーを作ったまま記事が何もなくて、肩透かしだったことでしょう(^_^;)
どうもすみません

フォンタン前にお話しておこうかなぁと思います。


今から1年9か月前、去年の2月。
ヒカルが1歳3ヶ月の時にフォンタン評価のカテーテルがありました。

この時に、右肺の圧が16ありフォンタンには進めないことが分かりました。
(フォンタン適応は15以下)
フォンタンは体を回ってきた血液を、心臓ではなく、直接肺動脈から肺へと流させる循環。
肺の圧が高いと心臓の力(圧力)を借りずに肺に向かった血液が押し戻されてしまうので、循環が成り立たなくなってしまうのです。

カテ前から、普段のチアノーゼや外来時のサチュの数値から嫌な予感はしていたので「やっぱり・・・」という感じでした。
更に、予想外にも先生に「原因は右肺静脈かも」と言われて大ショック。
2本ある右肺静脈のうち、下側の1本はもともと細くて血流はないも同じだったのに、残りの1本までもが狭窄していたのです。

この時に肺静脈治療の難しさを説明されました。

肺静脈は他の血管と違って、狭窄解除をしても50%の確率で再狭窄する。
世界的にも肺静脈狭窄においての効果的な治療は確立されておらず、ステントや外科的に狭窄解除することが逆に狭窄を進行させる場合もある。
なので、簡単にバルーンやステントが出来ないこと、静岡こどもでは外科的に狭窄解除をするのは2回までで、更に狭窄した場合はもう手をつけないこと、を言われました。

フォンタンへ進めなかっただけじゃなく右肺が駄目になるかもしれない現実に、かなり落ち込み考えるたびに泣けてきました。

翌3月、心外のF先生からフォンタンに進むことができる可能性として、S先生が考案したというIPAS手術の説明がありました。

IPAS手術とは、肺動脈の中に人工血管と同じ素材で壁(パッチ)を作って左右の肺への血流を分け(セプテーション)、大動脈と片方の肺動脈をシャントで繋げる。
つまり、片方をグレン循環、もう片方をグレン前のように動脈圧を使ったシャント循環にするというもの。
ヒカルの場合、シャントは右側につける。

カテを担当した循環器の先生は肺静脈が原因かもと言ったが、心外では、右肺近くの肺動脈も細くなっている部分があるので、原因が肺動脈にあるのか肺静脈にあるのかはっきり言えない。
これが上手くいけば、肺の血管や肺動脈・肺静脈が太く成長してくれるかもしれない。

ただし、IPASは肺動脈が原因の場合は効果があるが、もし肺静脈だったら効果は期待できない、と付け加えられた。
(結果、肺静脈が原因だったわけですが・・・)

あと一緒に、肺静脈の狭窄は心臓に近いところなので狭窄解除をすること、弁逆流が2~3に上がっていることから弁形成(場合によっては弁置換)をすることの説明もあった。

このまま手術をしなければフォンタンには絶対に進めないので、私達はIPASを受けることを承諾しました。
スポンサーサイト
Comment:0 | TrackBack:0

コメント

コメントを送る

トラックバック

バンビ

Author:バンビ
先天性心疾患(無脾症候群)の息子・ヒカルと娘・ひなた、主人と私・バンビの家族の日記です。
ヒカルは2010年11月にフォンタンを終えて現在5歳。
幼稚園年長さんです。

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。